22度目の離婚届に署名した私は、もう振り返らない

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22度目の離婚届に署名した私は、もう振り返らない

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弁護士業界には、「最も不幸な妻ランキング」があると言われている。 そして私は、毎年その一位だった。 誰もが知っている。 私の夫は彼の忘...

Chương (1)

第1章

弁護士業界には、「最も不幸な妻ランキング」があると言われている。 そして私は、毎年その一位だった。 誰もが知っている。 私の夫は彼の忘れられない初恋の女性のために、これまで二十一回も私に離婚を切り出してきたことを。 一度目は、失恋した彼女を支えたいから、一年間だけ離婚して待っていてほしいと言われた。 二度目は、彼女がうつ病になったからと、離婚届だけを残して海外へ飛び立った。 …… そして二十二度目。 「昔、あなたと過ごした日々が恋しいわ」 彼女のその一言で、彼は再び私を役所へ連れて行き、離婚届を差し出した。 私は二十二回目の署名を終えると、最後のSNSを更新した。 【離婚しました。退職もしました。これからは自分だけを愛して、もう二度と振り返りません】 その後、私は国家の研究プロジェクトへ身を投じる。 今度こそ、自分の夢のためだけに生きる! 第1話 結婚して六年。私は六年間ずっと、古賀慶介(こが けいすけ)の背中を追いかけ続けてきた。 今日は結婚記念日。この案件のために、私はクライアントの要望をまとめ、資料を集め、三日三晩ほとんど眠らず、食事すらまともに取っていなかった。 ようやく弁当のデリバリーが届き、空腹を満たそうとした、その時―― 慶介が鼻を押さえながら冷たく言った。 「何を食べてるんだ?何度言えば分かる。事務所で食事をするな。万が一、クライアントの資料を汚したら責任を取れるのか?そんなに食い意地が張ってるのか?」 そう言いながら、彼は私の弁当をゴミ箱へ放り込んだ。 「もうすぐ退勤だろ。家に帰ってから食べればいい」 「事務所の外で食べるから」と言いかけた言葉を飲み込み、私は胃の痙攣に耐えながら水を一気に飲み干した。 その時、電話が鳴る。 慶介は一瞬で表情を変えた。 「もしもし。来るのか?ご飯は食べたか?まだなら注文しておくよ」 甘く優しい声だった。それが私に向かう途端、冷たい命令口調に一変する。 「旬彩庵に電話して、料理を注文してくれ」 何かを思い出したように電話を切ると、軽く咳払いをして言った。 「日奈子は胃が弱い。医者にも空腹は禁物だと言われてる。お前とは違う……早く行って」 彼は手を振り払い、私に注文の電話を入れるよう促した。 事務所の皆は集まって、今のやり取りを見ていた、私を気の毒そうに見つめている。 私は首を横に振った。けれど心は、とうに冷え切っていた。 古賀慶介にとって―― 忘れられない初恋・渡辺日奈子(わたなべ ひなこ)が絡めば、私はいつだって譲る側。 でも彼は私も人間であるということを忘れている。私はお腹も空くし、痛みも感じる人間だ。そして、絶望もする。 やがて退勤時間。 慶介はグッチのバッグと白のジャケットを手にし、紳士ぶって事務所のドアを開けた。 私を見ると、意味深な視線を向ける。 「少し来てくれ。話がある」 事務所中が興味津々の目を向ける中、日奈子が目を赤くして私に頭を下げた。 「ごめんなさい」 その言葉に慶介は眉をひそめる。 「君が謝る必要はない」 そう言うなり、彼は私の腕を強く掴み、オフィスへ引きずり込んだ。 机の上には、離婚届が置かれていた。 「日奈子は最近精神的に不安定で、そばに誰かが必要なんだ。だから……しばらく離婚しよう。 前回と流れは変わらない。彼女の懐かしいあの日々に戻りたいっていう願いを叶えてやりたいだけなんだ。 安心しろ。彼女の気持ちが落ち着いたら、また復縁するから」 昔を語る彼の目元には、珍しく穏やかな笑みが浮かんでいる。 けれど私の心は寒かった。 体が震えるほどに。 日奈子が来るや否や、彼はすぐ仕事を理由に私を追い払い、彼女と二人きりになった。結局あの二人は懐かしい日々と私との離婚を話し合っていた。 結婚記念日に離婚を切り出し、その後また復縁するだなんて。 そんな身勝手な話、ありえない。 「署名してくれ。来週の月曜に役所へ行く。頼むから俺を困らせないでくれ」 そう言い残し、彼はペンを放り投げて上着を手に取り、足早に部屋を出た。 ドアの外では日奈子が待っている。 二人は目が合った瞬間、嬉しそうに微笑み合う。そして彼女は私に深々と頭を下げた。 「ごめんなさい。そして、ありがとうございます。安心してくださいね。慶介はちゃんとあなたに返しますからね」 結婚を遊びのように扱う男。人を物のように貸し借りする女。 私は二人の前で迷いなくペンを取り、離婚届に名前を書いた。 慶介は満足そうに頷き、日奈子の肩へ手を回す。二人はぴったりと寄り添い、人目などまるで気にしない。 まるで新婚夫婦だった。 昔の彼なら、こんなことは絶対にしなかった。 慶介にとって弁護士という職業は神聖で、常に厳かでなければならないから、人前でいちゃつくなど恥だと言っていた。 たとえ私が感情を抑えられず、「抱きしめて」と頼んでも断った。 今になって分かる。 彼が拒んでいたのは、私だけだったのだ。 事務所の人たちが帰った後、私はスマホを取り出し、恩師の木村先生へ電話をかけた。 「先生。先日お話しされていた国の研究開発プロジェクト、参加させてください」 電話の向こうは驚いたようにしばらく沈黙した。 「急にどうした?夫と離れたくないから断るって言ってたじゃないか。本当にいいんだね。一度参加したら、何年も会えなくなるぞ」 私は静かに答えた。 「離婚しました」 沈黙が流れ、やがて先生は穏やかな声で言った。 「彼よりも、国の方が君を必要としている」 三十分後、先生から送られてきた資料をタブレットで確認していると、慶介から数枚の写真が届いた。 そこにはあの二人が寄り添い、あからさまに親密な様子で写っている。 しかも、お揃いのパジャマを着た姿だった。 続いて音声メッセージが届く。 タップすると、スマホから聞こえてきたのは、日奈子の甘い吐息と艶めいた喘ぎ声だった。 第2話 離婚届にサインしたばかりなのに、二人は待ちきれなかったかのように関係を深め、その様子までわざわざ私に聞かせてきた。 私はスマホを放り出し、胸の奥から込み上げる苦しさを必死に押し殺す。 そして棚を開け、この数年間、慶介から贈られたプレゼントや結婚指輪を取り出し、そのままゴミ箱へ捨てた。 翌朝、まだ夜も明けきらない頃。 慶介が帰ってきた。 首筋には無数のキスマークが残り、目の下には疲れの色が浮かんでいる。 眠っている私など気にも留めず、脱いだ服や靴下を床へ放り投げると、部屋の隅からスーツケースを引っ張り出し、私の頭をポンポンした。 「着替えを何日分かまとめてくれ。全部じゃなくていい。日奈子のところに数日泊まるだけだ。すぐ戻る。 離婚もただの形式だ。彼女を安心させたいだけなんだ。分かってるだろ?俺は日奈子を友達としてしか見ていない」 よくもそんなことが言えたものね。 私は鼻で笑い、寝返りを打って再び目を閉じた。 慶介は珍しく機嫌を損ねることもなく、ベッドに腰掛け、一人で荷造りを始める。 「最近ずっと忙しかったからな。帰ってきたら結婚記念日はちゃんと埋め合わせする。怒っているのは分かってる。でも約束する。これが最後だ。 これからはちゃんと償う。だから日奈子に嫌がらせだけはしないでくれ」 私は起き上がり、もう離婚は本気なのだと伝えようとした。 その瞬間、慶介のスマホが鳴る。 彼の表情は一瞬で柔らかくなった。 「慶介さん、どこに行ったの?目が覚めたらあなたがいなくて、本当に怖かったの。 早く戻ってきて……お願い。すごく不安なの」 日奈子の甘えた声を聞いた途端、慶介は素早く荷造りを終えた。 スーツケースを手に、そのまま足早に家を出て行く。 慌てていたせいで、スーツケースがベッドサイドの棚にぶつかり、飾ってあった写真立てが床へ落ちて砕け散った。 それは、私たちにとって唯一のツーショット写真だった。 結婚した当時、慶介は法律事務所に入ったばかりの新人で、生活には余裕などなかった。 当然、ウェディングフォトを撮るお金もない。 あの頃の彼は笑ってこう約束してくれた。 「稼げるようになったら、全国を回って、いろんな場所でウェディングフォトを撮ろう」 私はその言葉を信じていた。 でも、約束ほど当てにならないものはない。 結局私は、彼が最愛の人を苦労させたくないがために選んだ代わりの存在だったのだ。 午後、私は退職届を持って人事部へ向かった。 担当者は私と書類を見て、小さくため息をついてから口を開いた。 「柚月(ゆづき)さん……古賀先生がここまで来られたのは、ずっと陰で支えてきたあなたがいたからですよね。やっと生活も落ち着いてきたのに、本当に辞めるんですか? 古賀先生は、このことをご存じなんですか?」 「手続きを進めてください。本人には私から話しますから」 そう言って私はオフィスへ戻り、自分の荷物をまとめ始めた。 その時、ドアが開く。 「慶介さん、本当に私も事務所で働いていいの?柚月さんみたいに?私、ずっと憧れてたの」 ハイヒールを鳴らしながら、日奈子が入ってきた。 その後ろには慶介。 私が荷物をまとめている姿を見ると、彼は一瞬だけ複雑そうな表情を浮かべた。 「荷物を片付けたら席を移ってくれ。これからお前のデスクは外だ。事務所のみんなとも顔なじみだろう。日奈子は入ったばかりだから、環境に慣れる必要がある」 日奈子は申し訳なさそうに笑う。 「ごめんなさい、柚月さん。中にいるなんて気づかなくて。もし嫌なら私が外で仕事します。ただ、知らない人ばかりだと少し怖くて……」 そう言いながら、彼女は手に持っていたおにぎりを私の前に差し出した。 「柚月さん、これは慶介さんが今朝早起きして作ってくれた朝食です。私一人では食べきれませんので、よかったらどうぞ食べてください」 自慢したい気持ちが、その表情いっぱいに浮かんでいる。 私は一歩身を引く。 すると慶介が不満そうに私を睨んだ。 「日奈子に悪気はない。もう少し大人な対応はできないのか?離婚を言い出したのは俺だし、席を替えさせたのも俺だ。彼女には何の関係もない」 彼が庇えば、日奈子は申し訳なさそうに首を振る。 「柚月さん、慶介さんの言うことは気にしないでください。この人、本当に不器用なんです。 男に怒るより、おにぎりを食べた方が幸せになれますよ」 そう言って、彼女はリスのように頬いっぱいおにぎりを頬張った。 本当に、お似合いの二人だ。 私は退職届を手に部屋を出ようとする。 その瞬間、日奈子が書類へ目を向けたかと思うと、何の前触れもなく私に倒れ込んできた。 手に持っていたおにぎりが書類の上へ落ち、米が一瞬で紙に張り付いた。 私は慌てておにぎりを払い落とした。 そこには退職届だけではない。チーム全員が次の案件のために積み重ねてきた大切な資料も入っていた。 ところが日奈子は悲鳴を上げる。 「ごめんなさい、柚月さん!本当にわざとじゃないんです!でも……押さなくてもよかったじゃないですか……」 目尻に涙を浮かべる彼女を見た慶介は、私の手を勢いよく叩いた。 書類が床へ散らばる。 「柚月、お前には本当に失望した。ただの何枚かの紙くらいで人を押すなんて。今すぐ日奈子に謝れ。さもないと、本当に離婚することになるぞ」 彼はいつもそうだった。 離婚を盾にして、私を従わせる。 だが今回は違う。 私は最初から、本気で彼と離婚つもりだった。 第3話 私は汚れた書類を拾い集めた。 その時、オフィスのドアがノックされる。 「柚月さん、中にいますか?さっきお手洗いにスマホを忘れていましたよ。ずっと電話が鳴っていたので代わりに出たんですが、『明日迎えを手配する』っておっしゃっていました」 ちょうどいいタイミングだった。 慶介は私の手首を乱暴につかむ。 「誰が迎えに来るんだ?どこへ行くつもりだ?どうして俺は何も知らない?」 私は、自分がこの街を離れることを話そうとした。 その瞬間―― 日奈子が突然泣き出した。 「慶介さん……急に頭が痛くなってきたの。昨日ちゃんと眠れなかったせいかな……すごくつらい。腕も足も痛くて……」 慶介は一瞬で私のことなど忘れた。 私はその隙に彼の前へ立ち、用意していた退職届を差し出す。 彼の秘書である以上、退職には本人の承認が必要だった。 しかし慶介は私を見ることもなく、冷たく言い放つ。 「どけ」 「サインしてくれたら、すぐにどく」 私は一歩も引かなかった。 慶介は不機嫌そうに顔をしかめると、内容すら確認せず名前を書き殴る。 これで、本当に終わった。 私たちはもう、何の関係もない。 …… その夜。 私は家の中から、自分が暮らしていた痕跡をすべて消し去った。 すると珍しく、慶介が帰宅した。 私が本当に出て行く支度をしているのを見ると、彼の表情が曇る。 「いい加減、そのくだらない意地もほどほどにしろ。 どうしても納得できないなら、二、三日旅行で気分転換でもしてくればいい。休暇はやる。でも早く戻れ。事務所は今忙しいんだ」 彼はがらんとした部屋を見回し、珍しく落ち着かない様子を見せた。 「俺が今までプレゼントした物はどうした?もう大人なんだから、その子どもっぽい意地はやめろ。俺は帰ってこないわけじゃないだろ」 そう言うと、まるで施しでもするかのように、一つのネックレスをテーブルへ放り投げた。 紙袋もなければ箱すらない。 デザインを見る限り、日奈子がいらないと手放した物なのだろう。 そんな物をわざわざ私に持ってくるとは。ある意味、ご苦労なことだ。 私は何も言わず、荷造りを続ける。 慶介は眉間を揉みながら、いかにも「全部お前のためだ」と言いたげな口調で続けた。 「今のお前を見てみろ。嫉妬深い女そのものだよ。それだけ忙しいなら、今担当している二つの案件も外れてもらう。あとは日奈子が引き継ぐ。 彼女は入職したばかりだ。実績を作らせてやらないといけない。お前はそんな肩書なんて気にしないし、事務所に残ってる理由は俺だろ。でも日奈子は違う。本気で自分の力で成功したいと思ってるんだ。 返事がないってことは了承したってことでいいな」 彼は最初から、私に拒否する権利など与えてはいなかった。 彼が今落ち着いて話しているのさえ、渡辺日奈子のため。 なんて一途で優しい恋人なのだろう。 私は彼をまっすぐ見つめた。 胸に残っていた最後の期待を抱いたまま。 「じゃあ、私がこれまで積み重ねてきた努力は?私のキャリアは?あなたの一言で全部、あなたの大事な人の踏み台にしろっていうの?」 慶介は鼻で笑った。 その表情に、後ろめたさなど欠片もない。 「お前の仕事は俺を追いかけ回すことじゃないのか? 努力?資料の整理くらいで何を大げさなことを言ってる。あんな仕事、誰だって代わりが務まる。それを仕事だなんて、よく言えたな。 日奈子は始めるのが遅かっただけだ。実力なら、お前なんかよりずっと上だ。そんなお前が、自分の努力だのキャリアだの語る資格があるのか? そんなに賞与が惜しいなら、その分は俺が払ってやる」 彼は終始、見下していた。 私という人間も。 私の仕事も。 そして―― 彼に向け続けた、この六年間の想いさえも。 すべて踏みにじられ、粉々に砕かれてしまった。 第4話 「……分かった」 私はもう言い争うことはせず、静かに承諾した。 慶介は意外そうに目を見開き、疑うような眼差しを向けてくる。 「本当に納得したのか?何か企んで、日奈子を困らせるつもりじゃないだろうな」 私は彼を見返し、「じゃあ、どうしろというの?」と言わんばかりの表情を浮かべる。 それを見た慶介は、ようやく張り詰めていた表情を緩め、声色まで優しくなった。 「安心しろ。日奈子の具合が落ち着いたら、すぐ戻ってくる。離婚なんて、ただ戸籍が分かれるだけだ。その紙切れに意味があるとすれば、日奈子を安心させることくらいだ」 けれど―― 私はもう、彼を待つつもりはなかった。 彼に事実を伝える前に、また日奈子から電話がかかってきた。 電話の向こうで泣きじゃくる彼女の声は、この世の終わりでも迎えたかのようだった。 慶介はたちまち取り乱し、靴を履き替える時間すら惜しんで玄関へ駆け出す。 ドアを開ける直前、彼は珍しく振り返った。 「……何か言いたいことはないのか?」 私は静かに首を横に振る。 「ない。早く彼女のところへ行ってあげて」 慶介は安心したように笑った。 「俺と日奈子はただの友達だ。分かってるだろ?彼女は病気だから、昔を懐かしみたいだけなんだ。安心してくれ。容態が落ち着いたら、すぐ帰る。 柚月、この数年、本当に苦労をかけた。日奈子が元気になったら、今度こそ二人でちゃんとやり直そう」 そう言い残し、彼は最愛の人のもとへ急いで行った。 その夜。 私は日奈子が投稿した最新のSNSを目にする。 九枚の写真には、見つめ合い、抱き合い、そして唇まで重ねる二人の姿。 これが「ただの友達の看病」なのだという。 ずいぶん聞いたことのないやり方だな。 しかも日奈子は、わざわざ私をメンションして、こう綴っていた。 【慶介さんが言ってくれた。間違った人と別れた先には、本当に大切な人と出会えるって。私が、その『大切な人』でいられて幸せ】 そして慶介も、同じタイミングで投稿を更新した。 【君だけが、俺の心をドキドキさせる】 投稿したあと、彼は私にメッセージまで送ってきた。 【誤解するな。ただ日奈子の病気のためなんだ】 私を馬鹿だと思っているのか。 それとも、どれだけ踏みにじっても、私は永遠に彼の後ろをついてくると信じているのか。 どちらにしても―― 愚かすぎる。 翌日。 私は木村先生が手配してくれたハイヤーに乗り込んだ。 車窓に流れる景色を一枚撮り、あの二人にならってSNSを更新する。 【離婚しました。退職もしました。これからは自分だけを愛して、もう二度と振り返りません】 最後に、慶介と日奈子をメンションした。 投稿を終えると、研究施設の規定によりスマホは回収された。 私はこうして、過去とのつながりを完全に断ち切った。