過ちの恋を越え、穏やかな未来へ

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過ちの恋を越え、穏やかな未来へ

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第一回全統共通テスト模試の後、クラスで一番可愛い子、暮地渚(くれち なぎさ)が私に成績を賭けさせた。 「点数の高い方が、幹生の彼女にな...

Chương (1)

第1章

第一回全統共通テスト模試の後、クラスで一番可愛い子、暮地渚(くれち なぎさ)が私に成績を賭けさせた。 「点数の高い方が、幹生の彼女になる資格があるのよ!」 それを聞いた梅戸幹生(うめど みきお)は、鼻で笑った。 「もういい、渚。俺の恋愛に口出しするな」 そう言い放ち、みんなの前で私に告白した。 それを私は、長く胸に秘めていた片想いへの返答だと信じた。 みんなの冷やかしに背中を押され、頬を赤らめながら頷いた。 その夜、彼は私を家に連れて帰り、それから毎晩のように私を求めた。 出願校を決める前に、彼と同じ大学に行きたいと思い、彼の家を訪れたとき、ふと耳にした電話の内容がすべてを覆した。 「渚の言うとおり、写真も映像も準備できてる」 受話器の向こうで、渚が甘く微笑んでいる。 「さすが幹生、お疲れ。じゃあ、明後日の学校集会で、その映像をみんなに流そうね。 そうしたら鈴山沙耶香(すずやま さやか)が、どの面下げて名門校を受けに行くのか見ものだわ。 幹生、まさかとは思うけど、情は湧いてないよね?」 幹生は短く沈黙したが、最終的に応じた。 「あるわけないだろ。あいつが悪いんだ。お前より点数が高いなんて、生意気だ」 私は手にしていたオーダーメイドの指輪を捨て、スマホでメールを開いた。 一週間前に届いたイェール大学からの合格通知を受諾した。 第1話 第一回全統共通テスト模試の後、クラスで一番可愛い子、暮地渚(くれち なぎさ)が私に成績を賭けさせた。 「点数の高い方が、幹生の彼女になる資格があるのよ!」 それを聞いた梅戸幹生(うめど みきお)は、鼻で笑った。 「もういい、渚。俺の恋愛に口出しするな」 そう言い放ち、みんなの前で私に告白した。 それを私は、長く胸に秘めていた片想いへの返答だと信じた。 みんなの冷やかしに背中を押され、頬を赤らめながら頷いた。 その夜、彼は私を家に連れて帰り、それから毎晩のように私を求めた。 出願校を決める前に、彼と同じ大学に行きたいと思い、彼の家を訪れたとき、ふと耳にした電話の内容がすべてを覆した。 「渚の言うとおり、写真も映像も準備できてる」 受話器の向こうで、渚が甘く微笑んでいる。 「さすが幹生、お疲れ。じゃあ、明後日の学校集会で、その映像をみんなに流そうね。 そうしたら鈴山沙耶香(すずやま さやか)が、どの面下げて名門校を受けに行くのか見ものだわ。 幹生、まさかとは思うけど、情は湧いてないよね?」 幹生は短く沈黙したが、最終的に応じた。 「あるわけないだろ。あいつが悪いんだ。お前より点数が高いなんて、生意気だ」 私は手にしていたオーダーメイドの指輪を捨て、スマホでメールを開いた。 一週間前に届いたイェール大学からの合格通知を受諾した。 …… 家に戻ると、部屋はがらんとしている。 三年前、父が浮気をしたため、母・竹坂珠恵(たけさか たまえ)は迷うことなく離婚を切り出した。 その後、珠恵は私を連れて海外でやり直したいと言ったが、私は首を振って断った。 ここ数年、彼女はよく電話をかけてきて、説得するように話す。 「沙耶香、海外の学校のほうが教育環境もずっといいのよ。ビザもすべて手配してあるのに、何をそんなに迷ってるの?」 「私は国内にいたいよ。こっちの学校に慣れちゃったし」 私は毎回そう答え、いかにも大人しく自立した子どもを演じている。 でも、本当のところは分かっている。 あのわざとらしく大人びた笑顔の裏に隠れているのは、ただの少女の片思いにすぎない。 ただ、幹生がここにいるという、それだけの理由で。 私は珠恵の電話番号にかけた。 すぐに繋がり、彼女の声はいつものように優しいが、焦っている。 「あのね、イェールの入学許可はもう取っておいたよ。まったく、どうしてあなたは言うこと聞かないの?」 珠恵の声を聞くと、胸が何かでぎゅっと締め付けられるように感じる。 しばらくして、私は低い声で口を開いた。 「……お母さん、行くよ」 電話の向こうが一瞬きょとんとしたあと、こらえきれない喜びが弾けた。 「本当?!よかった!じゃあ、明後日の便をすぐに取るね。そのまま空港に行けばいいから」 「うん」私は短く返事をした。 「そうだわ」珠恵が思い出したように言った。 「この前、あなた言ってたでしょ。会わせたい人がいるって。あれ、誰のこと?」 私は一瞬、固まった。 あのとき、私はちょうど幹生と正式に付き合い始めたばかりで、彼のそばで描く未来に胸を躍らせていた。 本当は、きちんとしたタイミングを作って珠恵に彼を紹介し、「ここに残る理由があるよ」と伝えるつもりだった。 けれど、今はもうその必要はない。 「なんでもないよ」 私は静かに言った。「別に特別な人じゃない」 電話を切り、私は頭を下げてスーツケースのファスナーをしっかりと閉めた。 大きく息を吐いたそのとき、鍵の音がして、私はびくりと身を強ばらせた。 付き合い始めてから、私は幹生に合鍵を渡している。 彼も時々泊まりに来るようになり、それからこのがらんとした部屋にも、少し家の気配が生まれたのだ。 「荷物?どこか行くの?」 彼は玄関に立ち、視線をベッド脇に置かれたファスナーを閉めたスーツケースに落とした。 私は何でもないふりを装った。 「もうすぐ大学だから、早めに整理しようと思って」 それを聞いた彼の目が和らいだ。 「沙耶香はいつも気が利くな。何でも前もって準備する。お前といると、俺は何ひとつ心配いらない気がする」 そう言うと、彼はふと何かを思い出したように、ポケットから小さなベルベットのジュエリーボックスを取り出し、私の前に差し出した。 第2話 「でも今回は、俺のほうが先回りした」 蓋を開けると、銀白色のネックレスが現れた。小ぶりでシンプルなトップは、まさに私が普段好むデザインだ。 「付き合って一ヶ月の記念日」幹生は口元を緩め、柔らかい声で言った。 私は一瞬ぽかんとして、反射的に半歩下がった。「これ……いらないよ」 「なんで?」彼は一歩距離を詰め、低く囁くように言い寄った。 「明日、クラスのみんなでカラオケに行くんだ。カップルのペアで行こう。可愛いし。みんなに、俺たちは付き合ってるって堂々と見せればいい」 私は何か言おうと口を開いた。 幹生は私のためらいに気づいたようで、急に笑い出した。 「今はまだ大したものを買えなくてさ……ほんの小さなプレゼントだけど、嫌じゃないだろう?」 少し間を置いて、まるで約束を告げるかのように言った。「そのうち、もっといいものを買うから」 そう言い切ると、私が断る隙も与えず、彼は後ろに回ってそのネックレスをそっと私の首にかけた。 そして、指先で私の鎖骨をそっとなぞった。 私は伏し目がちに黙っている。 胸の奥から、じわりと苦みが染み出してきた。 ――幹生、私たちにはもう「そのうち」なんて言っていられないよ。 翌日のカラオケ。 幹生が私の手を引いて中に入ると、すでにみんなは大騒ぎしている。 「うわっ、このカップル、ついに来たぞ!」 私たちが身につけているおそろいのネックレスを見つけた誰かが、からかってきた。 「なんだこれ!ひどいぞ、ラブラブ見せつけて独り身にダメージ与えるなんて!」 別の同級生が机を叩いて笑っている。 「鈴山って本当にすげーな。梅戸みたいなクール系イケメン落とすなんて!学校中の女子がみんな撃沈してたのに」 「幹生くんがかっこいいのはもちろんだけど、沙耶香もきれいで頭いいし、二人とも完璧なカップルじゃん!」 私の親友も笑いながらフォローした。 場のテンションはどんどん高まっていき、誰かが叫んだ。 「ほらほら!キスしろ!今日くらいサービスしてくれ!」 幹生はみんなに押され、口元に少し怠そうな笑みを浮かべながら、私の肩を抱いた。 「キス見せろって?寝言はやめろ」 「え、照れんな!」 「ひとつだけでいいから!それで今日が締まるって!」 茶化す声は止まらない。 私はうつむき、無理に笑みを浮かべた。 視界の端で、渚の顔色がひどく曇っている。 彼女は唇を噛みしめ、こちらをじっと睨みつけていたが、ついに口実を作って立ち上がった。 「ちょっと、トイレ」 表向きは彼女を見ていないふりをしていた幹生が、すぐに席を立った。 私も個室を出て、廊下を曲がり、脇にある小さなバルコニーへ向かった。 ――やはり、そこに渚がいる。 そして幹生も、すでに彼女を追いかけて来ている。 「わざわざ私の前でイチャつきたいわけ?違うの?」 渚の声は冷たかったが、その奥にはどうしようもない悔しさが滲んでいる。 「しかもおそろいのネックレスまでつけて。気持ち悪いと思わないの?」 幹生は慌てて彼女の手をつかみ、低い声で宥めた。 「言っただろう。あれは疑われないように、あいつを安心させるためだって。 今日あいつがどれだけ嬉しがっていても、明日になったらその分だけ惨めになるんだ」 少し間を置いて、なだめるように続けた。 「それにさ、ただの安物のネックレスなんてどうでもいいだろう」 そう言って、幹生はポケットからベルベットのジュエリーボックスを取り出し、渚に差し出した。 「本当に大事なのは、こっちだから」 私は暗がりの中で、そのボックスに刻まれたブランドのロゴをはっきりと見た。 それは、ある海外ブランドの限定プロミスリング。 世界規模で実名登録制で、一生に一度しか買えず、一人にしか贈れないと言われている品物だ。 ――幹生は勘違いしている。 付き合って一ヶ月の記念日に、私が何も準備していなかったわけじゃない。 私はずっと貯金をして、同じ指輪を特注していた。 本当は、昨夜それを渡すつもりだった。 ……ただ、結局渡せなかっただけだ。 そして今、彼はまったく同じ指輪を渚に贈っている。 第3話 可笑しくて仕方がない。 まるで、私たちの関係そのもののようだ。 ――私はあなたを愛しているのに、あなたが愛しているのは別の人。 場の雰囲気は盛り上がり、誰かが「指折りゲーム」を提案した。順番に「指一本下げて、もし〜なら」という文を読み上げ、もし自分に当てはまる場合は指を一本下げるというゲームだ。最後まで指が残っている人が勝ちである。 渚の番になると、彼女は手にしたグラスを指でなぞりながら、ふわりと甘い声で笑った。 「私はね……どんなことがあっても、ずっと私の味方でいてくれて、私のためなら何だってしてくれる男がいるの。 だから、指一本下げて、もしそんな人がそばにいないなら」 言い終わるや否や、周囲はどっと沸き立った。 「うわっ、渚それ反則じゃん!渚はクラスで一番可愛い子でしょ?好きな男が多すぎて、誰も勝てないよ!」 みんなが笑いながら騒ぐ中、私だけは、彼女の指がずっと立てたままで折れないのをじっと見つめている。 これは明らかに、私に向けられた宣戦布告だ。 これまで私は、渚との火花はテストの点数を競い合う程度のものだと思っていた。どうってことのない、些細な意地の張り合いだと。 でも今は、ようやく理解できた。 彼女が求めていたのは、単なる得点による勝利じゃなかった。 私の番が回ってきた。 私は顔を上げ、淡々と告げた。 「私は物心ついてからずっと、学年一位の成績なの。 だから、指一本下げて、もしあなたがそうでないなら」 周囲は再び大きな悲鳴と笑いに包まれた。 「それ反則!誰も勝てないじゃないか!」 けれど、私は笑っていない。視線を渚に定め、静かに問いかけた。 「あなたは?あなたも、そうだったの?」 一瞬にして、渚の微笑みは固まった。頬は怒りに染まり、強く唇を噛みしめた。 そして、ゆっくりと、ずっと立てていた指を下ろした。 その掌の中で、指輪のきらめきが消えた。 少しして、渚はそそくさと個室を出て行った。 案の定、幹生もすぐに後を追った。 私も立ち上がり、少し距離を置いて静かに二人を追いかけた。 人のいない空き個室で、渚は目を潤ませ、泣き声で責め立てている。 「鈴山がわざと私をバカにしたのよ!聞こえなかった?あれは絶対に私を辱めるつもりで言ったの!」 幹生は彼女を宥めるように、低い声で言った。 「沙耶香はそんなつもりじゃないんだ。気にしないほうが……」 「まだ庇うわけ?」 渚は声を荒げ、すねたように叫んだ。 「じゃあ、もう私と付き合わなくていいじゃないの!」 幹生は慌てて彼女の手を掴んだ。 「違う、お前が一番大事だ。お前しかいないんだ」 その反応を見て、渚の瞳に満足げな輝きが浮かんだ。 そしてわざとらしく身を寄せ、幹生にそっと口づけをした。 甘えるような声で誘った。 「じゃあさ、ねぇ……ちょっと仕返ししてくれないの?お願い。 今夜、チンピラでも何でもいいから、何人か呼んで…… 明日、鈴山の複数プレイ映像を流す。 全校生徒も先生も、誰一人として、あの子がまともな大学を受けられないぐらい、徹底的に地に落としてやるの」 私は暗闇の中で、心臓が張り裂けそうなほど激しく鼓動している。 ――期待している。 幹生が拒んでくれることを。 せめてためらってほしい。 だって、彼は「愛している」と言ったのだから。 普通、男は好きな女を守るものじゃないの? 幹生は頭を垂れ、しばらく黙り込んだ。 渚は彼の弱点を知り尽くしたかのような表情で、胸元に身を寄せ、甘えるように耳元で囁いた。 「ねぇ、幹生。私のお願いを聞いてくれたら、今日、何でもしてあげるよ」 その瞬間だ。幹生はまるで引火したかのように渚を抱きしめ、荒い息を漏らしながら彼女の首筋に噛みついた。 「……渚のためなら、俺は何だってする」 夏の熱気はまだ残っている。 それでも、私は完全に凍りついてしまった。 「沙耶香、俺の話を聞いてくれ」 個室に戻ると、幹生は優しさに満ちた表情で言った。 「明日から共通テストの出願が始まるだろ?俺、お前と同じ大学に行けたらいいな」 私は視線を落としたまま、黙っている。 彼はまた、感慨深げに装ってため息をついた。 「でもほら、たぶん俺はお前ほど成績良くないしさ。同じ大学は無理でも、同じ町に行けるなら、それもいいかな」 第4話 私はゆっくりと顔を上げ、冷たく彼を見つめた。 そして初めて、正面からその言葉を口にした。 「……あなた、本当に私のことが好きなの?」 幹生は一瞬動きを止め、それから軽く笑った。 「好きに決まってるじゃん。バカだな」 その夜、彼は優しい彼氏を演じるように、疲れた私をベッドに運び、柔らかい声で囁いた。 「ほら、いい子。ゆっくり寝ろ。明日早いんだから」 しばらくして、部屋の扉が静かに閉まった。 そして少し時間が経つと、再び扉が開いた。 下品でねっとりとした男たちの笑い声が響き渡った。 「ここか?この部屋でいいんだな?安心しろ、任せとけって」 翌日、学校のホールは満席だ。 名だたる大学による合同進学説明会が開催され、全校生徒と教職員、さらには多くの保護者も集まっている。 誰かが周囲を見回し、首をかしげた。 「鈴山、まだ来てないのか?あの子はうちの学校の誇りだろう。世界中の名門校が放っておかないって聞いたぞ?」 人混みの中で、渚は腕を組み、幹生の背にもたれかかりながら、にやりと口角を上げている。 そして幹生に近づき、小声で得意げに囁いた。 「もうすぐよ。鈴山が来たら、後でどうやって逃げるんだろうね?」 それから顔を上げて、確認するように尋ねた。 「準備はできてるの?」 幹生はスマホを見つめ、不安そうな表情をしている。 画面いっぱいに並んでいるのは、彼が朝から必死にかけ続けた私への着信履歴だ。 すべては不在着信である。 「……ああ、できてるんだ」彼は曖昧に返事をした。 舞台中央で校長が説明会の開始を宣言すると、巨大スクリーンに各大学の華やかな紹介映像が次々と映し出された。 そのとき、映像が突然一瞬乱れた。何人かが親密に入り混じる映像が流れ始めた。 次の瞬間、女の子の嬌声と甘く乱れた息遣いがホール全体に響き渡り、その場にいる全員が思わず恥ずかしさを感じた。 一気に空気が凍りつき、やがて爆発した。 「なんだ、これ?」 「誰だよ、流したやつ!」 「この女は、誰だ?!」 教師たちは血相を変えて舞台袖に駆け寄り、制御卓で再生されている映像を消そうと試みたが、システムは完全に乗っ取られており、操作不能だ。 生徒たちがざわつき、ざわめきが渦巻いている。 「なあ……この声、どこかで聞いたことない?」誰かが大きな声で言った。 渚は口元を抑えきれずにほころび、腕を組んで、まるで面白い芝居を観ているかのような様子で言った。 「ふーん。ねぇ、どう聞いても鈴山にしか聞こえないよね? やだ、あの子、裏ではこんなに激しいの?」 幹生は顔を曇らせ、押しとどめようとした。「やめろ、みんな落ち着けって……!」 しかし渚は彼を睨みつけ、低い声で言い放った。「今さら後悔?遅すぎるわ」 ざわめきが広がる中、画面の中のぼやけた女の子がゆっくりと振り返った。 今なら、教師も生徒も全員、その顔をはっきりと見ることができた。 その瞬間、ホールはさらに大騒ぎになった。 「えっ、あれって!」 「嘘だろ!」 「本物なのかよ?」 渚はほとんど勝利を確信した表情で、わざと怒ったふりをして叫んだ。 「みんな、見たの? あれが、あなたたちが憧れてたスター、鈴山沙耶香の正体よ! あんな品性で名門校に入るなんて、笑わせないで!」 彼女は得意げに振り返り、これからさらに難癖をつけようとしたその瞬間、スクリーンに映し出された画面を目にして、突然表情が凍りついた。 彼女の顔から血の気がすべて引いた。そして、まるで雷に打たれたかのように悲鳴が響き渡った。 「ありえない!いや! やめて!今すぐやめてって言ってるのよ!」