守護天使

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GoodNovel Hoàn thành
子供青春泣ける

悠真が必要なら、白血球も幹細胞も骨髄も提供するつもり。 今度は腎臓が必要なんだ。 「腎臓提供したら死ぬって、怖い」 「お父さん、お母さ...

Chương (1)

第1章

悠真が必要なら、白血球も幹細胞も骨髄も提供するつもり。 今度は腎臓が必要なんだ。 「腎臓提供したら死ぬって、怖い」 「お父さん、お母さん、死にたくない」 死にたくないって泣き叫んでる動画がネットで拡散されて、どんどん炎上している。 お母さんに平手打ちされて、軟禁状態になった。 第1話 両親はすごく仲良しで、大学卒業してすぐに結婚して、すぐに悠真が生まれて、3人家族で幸せに暮らしていた。 悠真が6歳の時、ただの風邪で熱が出たんだけど、全然治らなくて、医者にそれとなく状況が良くないって言われて、東京や仙台の病院に行くように言われたんだ。 両親は受け入れられなくて、色んな病院を転々として、あらゆる検査をしたけど、結局結果は変わらず、急性前骨髄球性白血病って診断された。 名前を見ただけでも、すごい病気だって分かる。 両親は親戚みんなに頼んでHLA検査してもらったけど、適合する人はいなかった。医者に兄弟姉妹の方が適合する確率が高いって言われて、もともと悠真一人っ子でいくつもりだったのに、もう一人子供を作ることにしたんだ。 正確に言うと、私は4人目の子供。一番目が悠真で、2番目と3番目は、お母さんが妊娠5ヶ月の時にHLAが適合しなくて、中絶された。 私はHLAが適合したから、生まれてきた。幸運なのか、不幸なのか、分からない。 生まれた時、恵子おばさんだけが大学生の頃で、看護師さんから私を受け取ってくれた。お父さんとお母さんは悠真の手術室の前で待っていた。 手術は成功して、みんな悠真が治ったと思っていた。その後数年は本当にそうだった。 あの頃は、家族で珍しく穏やかで幸せな時間だった。 悠真が中学1年生の時、また高熱と咳が出始めて、歯磨きすると血が出るようになった。 幼稚園児の私は、それが何を意味するのか分からなかった。 でもそれから、悠真が入院する度に私も一緒に入院して、悠真が注射をされると私も注射された。 最初は採血の時、看護師さんに押さえつけられて、泣き叫んでた。でもそのうち、採血の時もじっとベッドに横になって、暴れもせず、泣くことも、話すこともなくなった。 看護師さんに偉いねって言われたけど、ただ慣れただけ。 この病気の生存期間は数ヶ月から数年だって言っていた。悠真は6歳で発症して、13歳で再発して、今年18歳。医者にはすごい頑張っているって言われた。 悠真は病気と闘うヒーローで、私も小さなヒーローだって、二人とも勇敢だって言っていた。 実際は採血の時、すごく痛くて、本当は泣きそうだった。全然勇敢じゃない。採血の後、いつも力が出なくて、少しでも体力を無駄にしたくなかった。泣くのだって疲れる。 悠真の病気はどんどん悪化して、今度は腎臓にも問題が出てきた。医者に悠真の腎不全は深刻で、腎臓移植が必要な状態だって言われた。 「佐藤先生、悠真の手術、早くお願いできませんか」お母さんの声はかすれていた。きっと泣いていたんだ。 医者と両親は手術の話を始めていた。私は診察室の外の壁に寄りかかって、病院の冷房が強すぎるのかな、なんでこんなに体が冷えるんだろうって思っていた。 「ひかりちゃんの検査は明日できるから、早く入院させて。悠真はもう待てない」佐藤先生の声が診察室から聞こえてきた。 明日はこどもの日で、学校で色んなイベントがあるのに。合唱のリードボーカルも任されてて、ずっと楽しみにしていたのに、行けなくなっちゃった。 看護師ステーションまで走った。 「看護師さん、携帯電話、ちょっと貸してもらえますか?電話したいんです」 第2話   「大丈夫だよ。後で言いたいこと、全部話せばいいから」このお姉さんはすごい人で、自分の抗がん剤治療の体験談をネットに載せて、何十万人もフォロワーがいるんだ。 昨日電話したら、助けてくれるって言っていた。 今日の検査の時、こっそり抜け出して、病院の中庭で待ってもらっていた。 ライブ配信を始めて、私の話をフォロワーに話してくれた。 「ひかりちゃんは生まれてからずっと、お兄さんを助けてきた。こんなに長い間、何度も輸血して、あんな長い針、怖くなかったの」 お姉さんは怒った目で、「ひかりちゃんはまだ10歳。お兄さんが病気なのは可哀想だけど、ひかりちゃんが可哀想じゃないの?普通の子供時代を送れてないし、生まれてきた理由がお兄さんの薬になるためなんて。誰がひかりちゃんのことを考えてくれたの」って言った。 「今度は腎臓を提供するように言われているのに、誰もひかりちゃんの意見を聞いてない。当たり前のように提供すると思っている。ひかりちゃんの健康はどうなるの」 「こんなのおかしい」お姉さんの口調は強い。 ライブ配信のコメントがすごい速さで流れている。私は怖くてカメラを見て、涙が目にいっぱいになった。 「採血の時、いつも痛い」 「お父さん、お母さん、お兄ちゃんを助けたい。でも痛いよ」 「腎臓提供したら死ぬって、怖い」 「お父さん、お母さん、死にたくない」 コメントがもっと速く流れるようになった。 お母さんが私を見つけたのは、ライブ配信が終わって少し経ってからだった。 まるで敵を見るみたいに私を見て、「何しているの」って言った。 私の腕を強く引っ張って、「帰るわよ」って言った。 周りにたくさんの患者さんや家族が見てて、おばあさんが「何かあるならちゃんと話して。子供を叩いちゃダメだよ」って言った。 みんな色んなことを言って、お母さんはもっと強く私の手を引っ張った。 「お母さん、痛いよ」引っ張られて、袖が捲れて、青あざだらけの腕と手の甲が見えてしまった。 たくさんの採血の跡があって、誰かが携帯でこっそり写真を撮っているのが見えた。 「何撮っているの!撮らないで」お母さんも気づいて、大声で叫んで、顔が怖かった。 ようやく人混みから抜け出して、お母さんに悠真の病室に連れて行かれた。お父さんは悠真と一緒に検査に行っていたから、誰もいなかった。 パチン!って、お母さんに顔を叩かれた。 「お兄ちゃんがどれだけ大変な状況か、分からないの?実の妹でしょ?一体何考えているの」お母さんは大声で怒鳴った。 私は顔を手で覆って、お母さんを見た。 「お母さん、怖い。腎臓移植の手術って、リスクが高いって聞いた」 「私もお母さんの子供だよ。私を産んだのは、お兄ちゃんを助けるためだけなの?私の命と引き換えでも、お兄ちゃんにあげなきゃいけないの」 「そうよ」お母さんは、がらんとした病室に響き渡るくらいはっきりと言った。 私は泣き止んで、私を産んだお母さんを信じられない思いで見つめた。お母さんの目にはとまどいもあったけど、本音を言ってすっきりしたっていう気持ちが強かった。 第3話   人形みたいに色んな検査に連れて行かれたけど、手術は延期になった。 お姉さんのライブ配信はネットですごい反響で、私の腕と手の甲の針の跡がはっきり写っている写真も拡散されて、すごくショッキングだった。 病室でお母さんに叩かれた時の音と、お母さんが言った言葉も、誰かが録音したみたいで、ネットに上げられていた。 両親はSNSのアカウントを持ってないけど、悠真の微博アカウントが見つかって、コメント欄には妹の血を吸って生きててどんな気持ちかっていう質問だらけだった。 悠真も病人だし、重い病気だっていうことで、コメントはまだ控えめだった。 でも病院のサイトと微博へのコメントはすごく辛辣で、病院の対応は適切なのか、患者の利益だけ考えて手術のリスクを無視しているんじゃないか、未成年の私に長年白血球や幹細胞、骨髄を提供させて、今度は腎臓まで取ろうとしているって非難されていた。 たくさんのインフルエンサーやマーケティングアカウントがこの件について議論して、警察や婦人連合会、赤十字、学校にメンションしていた。 こんな騒ぎになって、悠真の担当医が両親に、手術はしばらくできないってそれとなく伝えた。 「これで満足」お母さんは冷たく私を見て、病院から帰ってきてから、仮面を剥がしたみたいに、もう私に笑いかけてくれなくなった。 「本当に冷血ね!あなたなんか産まなきゃよかった」 バタン!ってドアが閉められた。 鍵を閉める音が聞こえた。しばらくして部屋から出てみたら、家のドアに鍵がかかっていた。 家に閉じ込められた。 うさぎのぬいぐるみを抱きしめてベッドに座った。部屋には私一人。怖くはない。記憶にある限り、私はよく一人だった。 悠真はよく入院して、検査や透析、薬代もすごく高くて、お父さんはお金を稼ぐために、いつも3つ掛け持ちで働いていた。 お母さんはいつも悠真と病院にいて、たまに私も病院に連れて行かれたけど、ほとんど一人でお留守番だった。 一人でお留守番するのは慣れているけど、今回は何か違う。心が空っぽみたい。 左の顔を触ってみた。まだ腫れが引いてなくて、触ると痛い。でも、採血の時ほどじゃない。 悠真に繋がれていた色んな管を思い出した。静脈カテーテルや透析カテーテル。あの管は透析の機械に繋がれてて、体から血が抜かれて、あの機械を通って、また体に戻っていく。 きっとすごく痛いんだろうな。 「痛くないよ。ただ時間が長いから、ちょっと退屈」 前に気になったから聞いたら、悠真はそう答えた。 悠真の腎不全はあっという間に悪化して、週に3回、毎回2時間以上透析しないといけなくなった。 お母さんがすごく高いヘッドホンを買ってくれて、悠真は透析の時、いつも音楽を聴いたり、映画を見たりしていた。 羨ましくて、私も欲しかったけど、お母さんはまだ小さいからいらないと言って、うさぎのぬいぐるみをくれた。 白いウサギで、花柄のワンピースを着てて、背中に小さな羽が生えている。毛がふわふわで、すごく可愛かった。 大好きで、いつも抱っこして寝ていた。 でも今、このうさぎのぬいぐるみを見て、やっと分かった。これはただ、私がおとなしくしているための代償品だったんだ。 お母さんはいいお母さんだけど、愛は限られてて、お兄ちゃんに全部注いで、私には残ってなかった。 お母さんは私を愛してない。もっと早く気づくべきだった。 誰もいない部屋なのに、お母さんの声が耳元で聞こえる。 「本当に冷血ね!あなたなんか産まなきゃよかった」 ついに、大声で泣き出した。 第4話   お母さんは夜帰ってこなかった。きっと病院で付き添っているんだろうな。 料理はできないから、家の中を探して、賞味期限切れ間近のカップ麺を見つけて、お湯も沸かさずにそのまま食べた。 寝る前に、病院のお兄ちゃんのことを考えるんじゃなくて、ドアに鍵がかかっているから、明日どうやって学校に行こうかって考えていた。 お母さんが言った通り、私は冷血人間なのかもしれない。 翌日、起きたらやっぱりお母さんは帰ってきてなくて、顔を洗って、カバンを準備したけど、家から出られない。 2階に住んでて、リビングのベランダの外にエアコンの室外機があって、その隣に排水管がある。窓を開けて、室外機に乗って、排水管を伝って降りられる確率はどれくらいかって考えた。 すぐに実行に移して、カバンを下に落として、慎重に室外機に乗って、排水管に手を伸ばした。 「ひかりちゃん、動かないで」 下から女性の声が聞こえて、びっくりしてよろめいたけど、たくさんの叫び声の中でなんとか持ちこたえた。 下を見たら恵子おばさんだった。私が生まれてから、医者と看護師以外で初めて抱っこしてくれた人。 恵子おばさんは他の町で働いているのに、家の前にいるってことは、きっとネットのニュースを見たんだ。 下にはどんどん人が集まってきて、見覚えのある人がいるのが見えたけど、よく見る前に、おばさんが下から「絶対動かないで」って叫んだ。 「ひかりちゃん、絶対に動いちゃダメだよ」おばさんの声は泣きそうで、「おばさんが来たから大丈夫。バカなことしちゃダメだよ」って言った。 死にたいんじゃなくて、学校に行きたいだけだって言おうと思ったけど、もう誰かが梯子を持ってきて、体格のいい男の人が梯子を登ってきて、私を捕まえた。 地面に降りると、おばさんが飛びついてきて抱きしめて、泣き出した。 「顔どうしたの?誰が叩いたの」おばさんが聞いて、すぐに自分で「お母さんが叩いたのね。酷すぎる。まだ痛いの」って言った。 「もう痛くないよ、おばさん、腎臓提供したくない、怖い」私もおばさんに寄りかかって、泣き出した。 「ひどいなぁ、こんなに小さい子を」隣のおじいさんが舌打ちした。 周りの情に厚いおばあさんやおばさんたちが、一緒に涙を拭っていた。 結局学校には行けなかった。誰かが警察に通報したみたいで、警察が来た。 警察は事情を聞いて、同情の目で私を見て、「お嬢ちゃん、まだ小さいんだから、これから長い人生が待っているんだよ。分かるかい」って言った。 「ご家族はちゃんと見ててあげてください。この時期の子は、すぐ極端な行動に出るから」警察はおばさんに小声で言って、近所の人たちの話で事情を理解しているみたいだった。「一人にしないように」 「分かりました。ありがとうございます」おばさんは何度も頷いた。 おばさんは私をレストランに連れて行って、朝ご飯を買ってくれた。 食べている途中、おばさんの携帯が鳴って、見てみたらお母さんからの電話だった。 私の正面に座ってて、電話に出ると、お母さんの声が聞こえてきた。少し音が割れていたけど、はっきり聞こえた。 「悠真が倒れて、今、お医者さんが救命措置しているの!早く病院に連れてきて」