愛はなかったように

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お金を返してもらう約束の最終日、私は真壁時礼(まかべ ときのり)の義妹から、貸していた六百万円を取り戻した。 その翌日、時礼は私の目の...

Chương (1)

第1章

お金を返してもらう約束の最終日、私は真壁時礼(まかべ ときのり)の義妹から、貸していた六百万円を取り戻した。 その翌日、時礼は私の目の前に、見たこともない帳簿を叩きつけた。 「去年のお前の誕生日には、162000円を送った。 十周年の記念日には、2160000円。 それに、毎月初めには生活費として400000円も送っていた。 今日中に、全部返してもらう」 私は動けなくなった。時礼は笑っていたが、その顔には少しの温もりもなかった。 「どうした?金がないのか? 朝倉音羽(あさくら おとは)、詩乃に勝手に嫌がらせするなんて、ひどかったな。 これはお前への罰だ。今日返さなかったら、これから三年間、お互い一切会わない。お前も俺に会いに来るな」 その後の三年間、私は一度も時礼に会わなかった。探しにも行かなかった。 彼が義妹とペアリングをつけて世界を旅していた頃、私は幼なじみと、親族や友達の前で結婚式を挙げた。 彼が義妹と海辺で手をつなぎ、キスを交わしていた時、私は夫と、猫一匹、犬一匹と一緒に新居へ引っ越した。 すべてが、順調に進んでいるはずだった。 なのに時礼、どうしてまた深夜に、私が泊まっているホテルの下で泣きながら「ごめんなさい」なんて言うの? 第1話 分厚い帳簿が、私の目の前に叩きつけられた。 中には、真壁時礼(まかべ ときのり)がこの十年間に私へ送金した記録が、ページごとにぎっしりと書かれていた。 送金の金額だけでなく、日時まで正確に記されている。 「去年のお前の誕生日には、162000円を送った。 十周年の記念日には、2160000円。 それに、毎月初めには生活費として400000円も送っていた。 今日中に、全部返してもらう。 送金の日時は全部記録してある。自分の目で確認すればいい」 …… 「どうした?金がないのか? 朝倉音羽(あさくら おとは)、詩乃に勝手に嫌がらせするなんて、ひどかったな。 これはお前への罰だ。今日返さなかったら、これから三年間、お互い一切会わない。お前も俺に会いに来るな」 その冷たく突き放すような言葉は、今でも耳に残っている。 彼がこんなことを言ったのは、心の中で一番大事にしている義妹を守るためだった。 昨日、私はその義妹から貸していた六百万円を返してもらった。それが、彼の怒りの理由だった。 私にお金がないことは、時礼もよく知っていた。 母は早くに亡くなり、父は長年寝たきり。 この数年は、少しでも余裕があればすべて父の治療費に回していた。 私は仕事もしていなかった。 若い頃に流産し、さらに貧血体質で、体調はずっと思わしくなかった。 何をするにもすぐに倒れそうになり、冷や汗をかくような毎日が続いていた。 私は小さくため息をついて、キャッシュカードを手に外に出た。 照りつける陽射しが容赦なく体力を奪い、数歩歩くだけでしゃがみ込んで休まなければならなかった。 そうやって時間をかけ、ようやく銀行で現金を引き出した。 まさか時礼が、ここまで細かく帳簿をつけていたとは思わなかった。 なにしろこの十年間、彼は給料のカードすら私に預けていたのだから。 でもありがたいことに、そのカードには一度も手をつけたことがなかった。彼から送られてきたお金も、無駄遣いしたことはない。 さもないと、今返せなかったのだ。 金額を数えてみると、おおよそ合っていたが、少し足りない分は義妹から返してもらった六百万円のうち、一百万円を充てた。 昨日、父が危篤になり、急ぎで治療費が必要だった。 その時私も時礼に、あの六百万円は命を救うために必要だったと伝えた。 お金を引き出し終えたあと、私は呆然と立ち尽くしていた。 時礼をどこで探せばいいのか、まったく見当がつかなかった。 何度か電話をかけたが、すべて無視された。 最後には、うんざりしたのか、私の連絡先をブロックされた。 込み上げる悔しさと寂しさに、私は鼻をすすりながら、ただその場に立ち尽くしていた。 かつての私たちは、こんな関係じゃなかった。 昔は、一日に百回もの電話をかけても、彼は嫌な顔一つせずに応じてくれていたのに。 そんな日々を思い出しながら、私は久しぶりに、あるアプリを開いた。 時礼と付き合っていた頃、お互いのスマホに入れていた位置情報アプリだった。 その位置情報を頼りに、私は彼がいる個室の前までたどり着いた。 扉の向こうからは、真壁詩乃(まかべ しの)の楽しげな笑い声がはっきりと聞こえてきた。 「お義姉さんって、ケチすぎじゃない?六百万円くらいでしょ? お兄さんが私に買ってくれたバッグ、あれだけでも六百万円以上するのに。 ねえ、もしお義姉さんが返さなかったら、どうするの?」 時礼はまるで気にも留めず、こう答えた。 「じゃあ、三年会わないさ。ちょうどこの三年はお前のとこに引っ越して、一緒に暮らすよ。寂しさを埋めてやるぞ、小悪魔ちゃん」 詩乃は甘えるような声で笑い、さらに言った。 「でもさ、そしたらお義姉さん、お兄さんと別れちゃうかもよ?」 一瞬、空気がぴたりと止まった。 そのあとに聞こえた時礼の言葉が、私の胸に重く響いた。 「彼女は俺と別れないよ。 あいつは結婚したがってるしな。十年付き合って、俺の子どもも流産して、今さら俺と別れて、他の誰と一緒になるってありえないんだ。 それに彼女は働けない。父親もがんで寝たきり。俺が支えてやらなきゃ、昔の少しの貯金だけじゃ、生きてこれたはずがない」 私はバッグを握る手が小さく震え、膝から力が抜けた。 泣き声が聞かれてしまうのが怖くて、慌ててエレベーターのボタンを押した。 第2話 エレベーターの隅に座り込むようにして寄りかかり、手の甲にぽつんと涙が落ちた。 一か月前、長く行方が分からなかった時礼の義妹・詩乃が突然姿を現した。 そのとき彼女は、純白のキャミソールワンピースを着て、唇を噛みしめながら涙ぐんでいた。 「お兄さん、ごめんなさい……もう迷惑かけないって約束するから。 でも、今はどうしても、六百万円が必要なの。 一か月だけでいいの。必ず返す。借用書もちゃんと書くから……お願い」 どれだけ詩乃が必死に頼んでも、時礼の表情はまったく変わらなかった。 ただ、私だけが彼のわずかな変化に気づいていた。 我慢しているのか、つないだ右手の力がどんどん強くなっていたのだ。 手首に鋭い痛みが走り、思わず声を上げた。 「……痛いっ」 それでも彼は、聞こえていないかのように無反応だった。 結局、詩乃が慌てて近寄って彼の手を握り、ようやく私は解放された。 しかしその瞬間、彼は怒りに任せて詩乃を突き飛ばした。 「俺に触るな!」 驚いた詩乃はうろたえながら謝ったが、時礼はそのまま私に責任を押しつけた。 「金が必要?それならまずお義姉さんの許可を取れ。金の管理は全部、彼女がやってる」 「お義姉さん」という言葉が強調された。 その一言で、私は詩乃の目に浮かんだ痛みと葛藤を見逃さなかった。 「お義姉さん......」 詩乃がそう言った瞬間、時礼は勢いよく椅子を蹴飛ばして部屋を出ていった。 その日、私は自分の貯金から六百万円を詩乃に渡した。 正直、彼女のことは好きじゃなかった。 でもあのときの彼女は、本当に困っているように見えた。 だから、借用書を書かせた上で、金を渡した。 私が詩乃を好きじゃなかったことは、時礼も知っていた。 彼女は彼の継母が連れてきた義理の妹で、私たちと同じ歳だった。 十九のとき、私は時礼と両想いになり、自然と交際が始まった。 誰からも反対されなかった。たった一人、詩乃を除いて。 なぜなら、彼女もこの義理の兄を愛していたから。 それに、私の目の前で彼に告白したことさえある。 「どこか遠くに逃げようよ。世間なんて関係ない」までも言ってた。 でも、時礼はいつも彼女を冷たく突き放していた。 「あんな母娘、大嫌いだ」「偽善者だらけで虫酸が走る」と、私に何度も言っていた。 それに彼は真壁家を継いだ途端に、二人を家から追い出した。 その日から、私は詩乃の姿を一度も見ていなかった。 その時、私たち三人が、ちょうど二十四歳だった。 でも、時礼が彼女を外で養っていたことは、私は知らなかった。 金を貸したときを境に、時礼の仕事は急に忙しくなった。 残業ばかりで、家に帰ってこない日も増えた。 私への態度もどんどん冷たくなっていった。 この一か月、彼は一度も私に触れてこなかった。 家にいても、距離をとるようになった。 理由を聞いても、「忙しい」「疲れてる」――そうとしか言わなかった。 ……そういうことだったんだ。 夏だというのに、寒気がして体が震えた。私は電柱にもたれ、何度もえずいた。 どうやって家に帰ったのかも覚えていない。 ぬるめのお湯を張った浴槽に身を沈め、ようやく体が落ち着いてきた。 その時、彼から電話がかかってきた。 「朝倉、期限過ぎたぞ。まだ振り込まれてないな」 私は力なく笑った。 彼が金を返せと言ってから、まだ四時間しか経っていない。 なのに、もう詩乃のところへ行ったんだ。 私は何も言わなかった。 沈黙に苛立ったのか、彼は勝手に話を進めた。 「後で荷物を取りに帰る。これから三年間、俺たちは会わない。 朝倉、この罰を忘れるな。 まだ俺と結婚したいなら、この三年、静かにアパートで反省してろ。 三年後、自分の非を認めたら、結婚のことを考えてやってもいい」 私は唇を引きつらせるようにして、かすかに答えた。 「……わかった」 時礼は、十周年の記念日の日に私が何を言ったか、もう忘れてしまったのだろう。 電話を切ったあと、私はそのまま湯の中に沈んだ。 真壁時礼、あなたは約束を破った。 第3話 朝日が差し込む頃、目を覚ますと、時礼はすでに荷物をまとめて家を出ていた。 半分空になった家に、私は妙に慣れなかった。 朝食をすませ、私は父のお見舞いのため病院へ向かった。 一昼夜かけて説得し、ようやく父は集中治療室へ移ることになった。 私は、ガラス越しに弱々しい父の顔をじっと見つめていた。 「容態が安定すれば、すぐに一般病棟へ移れます。そうなれば、引き続き化学療法も受けられます」 どう返せばいいのか分からず、私はただこうつぶやいた。 「……ありがとうございます」 温かい手のひらが、そっと私の頭に触れた。 顔を上げると、深く静かなまなざしと目が合った。 その瞳に、どこか見覚えがあった。 「大丈夫ですよ。お父様、きっと良くなります。 たとえ末期の胃がんでも、治る可能性は30%から50%あります。お父様を、そして医者を信じてあげてください」 理由は分からないけど、その言葉を聞いただけで、ほんの少し心が軽くなった。 エレベーターで1階に降りたとき、会計窓口の前で詩乃と鉢合わせた。 彼女は、こやかに笑ってみせた。 「偶然ね。まさかこんなところで会うなんて」 私は特に話すこともなく、軽く会釈だけしてその場を離れようとした。 そもそも彼女と雑談できるような関係じゃない。 しかし彼女は、そうは思っていないようだった。支払いを終えた私の腕を、彼女がすっと引き止めた。 その瞬間、彼女の足元に傷があることに気づいた。 私の視線に気づいたのか、詩乃の頬がじわじわと赤らんでいった。 「もう、お兄さんったら本気出しすぎなんだよ。私、危うく吹っ飛ばされるところだったんだから。それで足をくじいちゃってさ。 お義姉さんも、お兄さんと一緒のときはそんなに激しいの?」 その声に、私は強い不快感を覚えた。 わざと聞かせているのは明らかだった。 黙っている私に、詩乃は小首をかしげながら、じっと顔を覗き込むようにして続けた。 「ごめんね、お義姉さん。うっかり忘れてた。お兄さん、もうずっとあなたに触れてないんだっけ? でも怒らないであげて。お兄さんってさ、私のこと、気にし過ぎだけだよ」 その瞬間、私はただただ惨めで、滑稽にさえ思えた。 夜になって、もう戻らないはずだった時礼が帰ってきた。 彼は無言のまま険しい顔で私の手を取り、二階の階段まで引っ張っていった。 「朝倉。俺、詩乃には嫌がらせするなって言ったよな?お前、耳が遠いのか?」 そう言って、彼は私を突き飛ばした。私は階段から落とした。 体が傾き、視界が回転した。 転がり落ちた瞬間、足首に鋭い痛みが走り、涙がにじんだ。 それでも時礼は私を一瞥もせず、淡々と目の前を通り過ぎていった。 「痛いか?それならちょうどいい。詩乃はすでに足をくじいてたんだ。それなのにお前が手を振り払ったせいで、また怪我したんだぞ。 詩乃に手を出すなって、あれだけ言ったのに。なぜ逆のことをする?」 全身が痛みで震える中、私は思わず笑ってしまった。 「午後、たしかに彼女の手を振り払った。でもそのときは何も起きてなかったわ! 会計窓口の近くには医者もいたし、人通りも多かった。誰かに聞けば、私が嘘をついてないって分かるはずよ!」 時礼の眉間にしわが寄り、その目には明らかな怒りが浮かんでいた。 「お前、あそこが死角になってるの知ってて、平然と嘘をついてるんだろ? お前が立ち去ったあと、詩乃は担架で階段の角から運ばれてきたんだぞ!」 その言葉に私は驚いたが、それと同時に自分が馬鹿馬鹿しい、悲しい人になった。 「……じゃあ詩乃の言い分だけで、私が彼女を傷つけたって決めつけたの? 私は確かに彼女の手を払ったけど、彼女は階段から落ちてない。信じるか信じないかは、あなたの勝手よ!」 パチン、平手打ちを食らって、頬が火照るように痛んだ。 「俺は自分の目で見たんだ。詩乃が担架で運ばれてくるのを! 医者も再捻挫って診断してる。医者も詩乃も、お前を陥れるために嘘をついたとでも言うのか? 詩乃が嘘をつく理由なんてない。彼女はお前のことを本当のお義姉さんだと思ってたんだぞ?なのに、どうしてそんな酷いことができるんだ? 俺は十九のときに彼女と出会って、もう十年になる。彼女は一度だって、俺に嘘をついたことなんてない!」 「じゃあ、私は?私のことは嘘つきだって言いたいの? 時礼、私たちは十六のときから、ずっと知り合いだったじゃない!」 第4話 十三年は十年よりさらに三年も長い年月だった。 しかもその十三年のうちの十年は、彼と恋人同士として過ごした。 十三年を捧げても信じてもらえなかったなんて。 あまりにも滑稽で、虚しかった。 もう言い返す気力もなく、かすれた声でつぶやいた。 「……もう行って」 時礼は一瞬だけ立ち止まったが、何も言わずにドアを開けて出て行った。 その後、私は救急車で病院に運ばれた。 彼に突然強く押されたことで、足を捻っただけでなく、手も骨折していた。 一週間後、疲れ果てた体でようやく退院した。 帰宅すると、私はこの十年間、時礼と共に暮らした家を見渡した。 高校を卒業してすぐ、大学一年のときにこの家に引っ越してきた。 家の家具はすべて二人で選び、配置も一緒に考えた。 壁に掛けてあるクロスステッチも、二人で少しずつ縫い上げたものだった。 この十年間のすべての思い出が、今日になって私の心に深く突き刺さる刃となった。 私はベッドの下から二つの大きなスーツケースを引き出し、まだ完治していない右手をかばいながら、片手で荷造りを始めた。 時礼のものはすでに持ち出されていたので、荷造りは半分の労力で済んだ。 その後の一か月間、時礼は言った通り、一度も私に会いに来なかった。 私は母が生前に買ってくれた小さなマンションに引っ越した。 時礼と暮らした家は完全に空になり、清掃業者を呼んで徹底的に掃除を頼んだ。 これで、私たちの生活の痕跡は何一つ残っていなかった。 ちょうどその頃、病院から父の容態が良くなったと連絡があった。 私は医師の勧めに従い、父を他の都市にある大学病院へ転院させることに決めた。 出発前に、私はどうしても時礼に一度会いたかった。 はっきり言葉にしておきたいことがあったし、それに私たちの十年の関係にふさわしい終止符を打ちたかった。 メッセージを送ろうとした瞬間、私は彼にlineでブロックされていることに気づいた。 仕方なく、私は詩乃のSNSを開いた。 それまではずっと彼女の投稿を非表示にしていた。 しかし私は知っていた。時礼はきっと詩乃と一緒にいる。 案の定、三十分前に詩乃が投稿した写真に、時礼が映っていた。 車を走らせ、バーへ向かい、個室のドアをノックした。 中から扉が開き、私は中央に座る二人の姿を一目で見つけた。 彼らは周囲の歓声の中でぴったり身体を寄せ合い、熱いキスを交わしていた。 キスが終わると、唇の間に銀色の糸が垂れ、詩乃は真っ赤な顔を彼の肩に埋めた。 私の存在に気づいた二人は、慌てて身体を離した。 「何しに来たんだ?」 私の声は震えていた。 「真壁時礼……あなたたち、兄妹でしょ?」 時礼は気だるそうに口元を引きつらせた。 「血の繋がりなんてない。別に問題ないだろ? それよりお前は何の用だ?三年間会わないって言ったはずだ。今さらどうした?」 一瞬、空気が凍りついたように静かになった。 詩乃は無邪気な顔で目を見開いた。 「もしかして音羽さん、お金に困ってここに来たの?」 私は苦笑い、未練を断ち切った。きれいじゃない別れ方でも、別に構わないのだ。 手に持っていたお金の袋を置き、背を向けてその場を去った。 翌朝早く、私は父を大学病院へ送った。 救急車で父を転院先に送り、私は車でその後を追いかける予定だった。 父を救急車に乗せ終えた時、あの日私を励ましてくれた医師が声をかけてくれた。 その時は心ここにあらずで、彼の胸元の名札をよく見ていなかった。 今日、はっきりと見えた名札には教授と書かれていた。そして、そこに書かれていた名前は橘楽人(たちばな がくと)だった。 彼は私と幼い頃から一緒に育った隣の家の幼なじみだ。 彼は穏やかな笑みを浮かべて言った。 「音羽、あなたとおじさんが、新しい人生を歩めますように」 海市を離れるとき、私は心の中で誓った。 きっと大丈夫だ。これからの日々が、私にとっての新しい人生になると。